2020年11月22日礼拝

あなたはいのちを選びなさい  申命記30章19~20節

 

「私は今日、あなたがたに対して天と地を証人に立てる。私は、いのちと死、祝福とのろいをあなたの前に置く。」19)主がモーセを通して語られたことは、私たちの前には二つの道があるということです。ひとつめの道はいのちと祝福の道、もうひとつの道は死とのろいの道です。あなたはどちらを選ぶのかとモーセは問いかけています。 ・もちろん、物事の中にはどちらでもよいこと、一つに決めなくてもよいこともあります。けれども、どうしても必要な選択があることを神ははっきり語っています。その選択とは、私を造り、私を愛してくださる神と一緒に生きる<いのち><祝福>の道か、神に背を向けたままの<死><のろい>の道かという選択です。モーセは告げます。「あなたはいのちを選びなさい」19)そこに神の祝福があるからです。私たちは自分、家族、子どもたちの健康、成長、将来の幸せを祈り願います。けれども、神が与えてくださる祝福は、物事がうまく行くときだけの祝福ではありません。神は私たちの天の父です。天の父はどんなときでも私たちを愛してくださっています。失敗してしまったときもうまくいかなかったときでも。祝福は、どんなときも私たちを愛してくださる神といっしょに生きていくところにあります。

 

・けれども、私たちの中には神を愛することができない罪があります。だから自分を大切にすることも、まわりの人を大切にすることもできないのです。天の父は私たちが神の愛を知ることができるように、すばらしいプレゼントを贈ってくださいました。天の父のひとり子、イエス・キリストです。イエスは神を愛し、人を愛して生きる道を示されました。誰よりも天の父の愛を知っていたからです。神を愛せず、自分を愛せず、人をも愛せない私を赦すために、イエスは十字架で死なれました。さらに、私が神を愛し人を愛するように変えられるために、イエスは死からよみがえられました。イエスを通して、神の愛は私たちに注がれたのです。

「あなたもあなたの子孫も生き、あなたの神、主を愛し、御声に聞き従い、主にすがるためである。」19-20)神を愛する道、神に信頼して神の<御声>に聞き従う道はイエスのうちにあります。イエスを私の救い主として信じ、神の愛を知り、私たちが互いに愛し合うとき(1ヨハネ323)、そこに神の祝福はあふれます。「まことにこの方こそあなたのいのちであり、あなたの日々は長く続く。あなたは、主があなたの父祖、アブラハム、イサク、ヤコブに与えると誓われたその土地の上に住むことになる。」20) 私たちは日々問われています。いのちの道を選ぶのか、そうでない道を選ぶのか。神は日々、どんなときでも私たち一人一人を愛しておられます。だからどんなときも主に信頼しましょう。私たちが主に愛されている人として互いに愛し合うとき、主の祝福は私たちに注がれ、私たち一人一人を通して、この世界にあふれ流れるのです。