2021年10月24日礼拝

私は聖霊を信じます         ヨハネの福音書 14章16~17節

助け主である聖霊 聖書の中では、霊は息や風、空気の動きをあらわすことばです。風や息には動きがあります。そしてそこには生きて働いているいのちがあります。聖霊とは、神のいのちの息であって、今この世界で生きて働いている神ご自身です。イエスは聖霊をもう一人の助け主と紹介しています。「そしてわたしが父にお願いすると、父はもう一人の助け主をお与えくださり、その助け主がいつまでも、あなたがたとともにいるようにしてくださいます。」(16)イエスはこのあと、十字架にかかって死なれます。そのことを聞いたとき弟子たちはとても悲しかったと思います。けれども、イエスは、弟子たちにはっきり、そして何度も約束してくださっていました。「もう一人の助け主」が来てくださって、弟子たちといっしょにいてくださるという約束です。「もう一人」のということはまずイエス様ご自身が助け主であるということです。イエスはいつも弟子たちのそばにいて、励まし、教え、慰め、いつも味方になってくれる助け主です。そしてそのイエスと同じ助け主をイエスは天の父のもとから送ってくださるというのです。この助け主こそが、私たちの信じる聖霊の神です。イエスは天の父である神にお願いしてくださった。助け主を送ってください。聖霊は弟子たちに与えられました。そして、聖書の約束は、イエスを信じ、イエスを愛し、イエスに従おうとするすべての人に天の父は聖霊を与えてくださるということです。

 

真理の御霊 「この方は真理の御霊です。世はこの方を見ることも知ることもないので、受け入れることができません。あなたがたは、この方を知っています。この方はあなたがたとともにおられ、また、あなたがたのうちにおられるようになるのです。」17)イエスは、聖霊は「真理の御霊」であると言われました。正しいこと、本当のことに導いてくださるのが聖霊です。聖霊は私たちが神を知ることができように助けてくださいます。聖霊は聖書がわかるように助けてくださいます。私たちが神様に祈ることも教会の礼拝に来るようになることも神のことを知りたいと思うようになることも、みんな聖霊が助け導いてくださるからです。イエスは弟子たちに「あなたがたはこの方を知っています。」と言われました。どのようにして聖霊を知るのでしょうか。生まれながらの私たちは聖霊を知りません。だから神を知ろうともしない。神の愛もわからない。だから愛そうともとしない。これが私の罪です。神はそんな私を救おうとなさいました。神を知ろうとも、神の愛を受け入れようともしない私を赦すために、イエスは十字架で死んでくださいました。十字架にかかられたイエス様を見るとき、私は神の愛を知ります。私たちが聖霊を知るのは頭だけの知識によってではなく、聖霊が私の「うちにおられる」、つまり住んでくださる経験によってです。<私は聖霊を信じます>と告白できることはすばらしいことです。聖霊は私たちの助け主。神を知ることができるように導く真理の御霊です。聖霊がともにおられることによって、私たちはどんなときも、神がともにいてくださる祝福の中を生きることができるのです。